お盆の花 菊 お盆やお墓参りなどの定番のお花は"菊"です。 なぜ"菊"がお盆や仏事などに贈られたり、供えられるようになったのでしょう? 日本では元々、平安時代の頃は薬草や観賞用として重宝されてきました。 和歌にも盛んに詠まれ、日本の秋を象徴する花とされていました。 鎌倉時代になると後鳥羽上皇が菊の花を好んだことから天皇家の家紋になったとお盆の入りに、お仏壇の前に「 精霊棚 ( しょうりょうだな ) 」をしつらえる地域もあります。 これは、施餓鬼と一体化しているためで「 施餓鬼壇 」ともいいます。 精霊棚で、もっともメジャーなお供えは、キュウリとナスに、つまようじや割り箸で四つ足をつけ、馬や牛に見立てた菊以外の花では、盆の時期に咲く花や秋の花などがよく盆花とされます。 中でも一般的な花は、夏に赤紫の花を咲かせるミソハギです。 お盆・初盆のお供え花 キキョウ、ヤマユリ、女郎花(おみなえし)、撫子(なでしこ)などの特定の花が「盆花」と呼ばれることも。 また、地域によってご供花に使われる花がある程度決まっている場合もあります。 京都や
お盆 花だより